次年度、若狭湾で大きな観測を予定しており、調整を進めています。各地域の漁連、福井県水試さんには大変お世話になっているところです。その観測は
境界流と沿岸域との相対位置に着目した外洋から沿岸への栄養塩供給に関する研究
というタイトルの研究の一環で実施します。(いきなり言われても、なんのことかわからんとは思いますが、おいおいここでも説明していこうと思います。)
漁師のみなさんに調査実施の同意が得られたら研究調査ができるように、一方では着実に機材や調査船の準備を進める必要があります。今日は愛媛大学沿岸環境科学研究センターの先生に訪問していただき、利用する観測機器のレクチャーとテストを実施しました。
うちの4年生(次年度より大学院生)も加わり、手順をおしえてもらいました。大変、勉強になりました。覚える量が多くて忘れそうですが、学生も一緒に記録したので、なんとか準備を進めていきます。
ちなみに、研究チームは次年度は若狭湾で調査を行い、その次の年は豊後水道での調査を行います。得られたデータ、シミュレーション結果をもとに、黒潮域と対馬暖流域の縁辺海において、比較海洋学的研究を進めます。楽しみです。こういう研究、航海、調査に興味のある学生は是非、声をかけてください。