今年度は、当研究グループで実施することが、なぜだか新しい挑戦ものが多くなっています。こういう年ってあるのですね。いろいろなセットアップや勉強、調整をしています。各種調整や届出、プログラムの変更・バージョンアップが必要であきらめそうになるときもあるのですが、「こういう年だ。挑戦の年なんだろな。」と思うことにしています。
ここでは、「リアルタイム海洋観測ブイの準備状況について」お知らせします。
福井県立大学の兼田研究グループが運営している2基のリアルタイム海洋観測ブイを稼働させています。個人単位の研究グループでリアルタイム海洋観測ブイの運営をするところは珍しいと思いますが、なんだかんだで10年、リアルタイム化までの研究を含めると10年以上続いています。
学生と地域のみなさんの協力を得て、予算獲得もなんとかがんばって運用しており、今年度もあと半月ぐらいのうちに開始したい、と思っています。ようやく、その目処がようやく整いつつあります。
1測点目
設置場所は昨年までと同じか近いのですが、設置方法を含めて新しくなりますので挑戦ですー
2測点目
茱崎定置(ぐみさき、福井市)
ここは新しい測点となります。この場所での運用方法や、得られたデータの分析(海のデータの地域での読み方の研究)を進めます!
※これから2週間ぐらい、webサイトのプログラム変更に入ります。いま、リアルタイム海洋観測ブイは稼働していないので大きな混乱はないものと思われますが、見づらいところ、不調が一時的に出る可能性があります。作業中ということでご容赦下さい。
昨年度の最後に少し書いたのですが、昨年度までブイを設置していた「鷹巣定置」は新たなシステム鷹巣定置さんが導入することができたので、独自でデータを取得しています(めでたい!ことなのです。)。そこで、福井県立大学では鷹巣で用いていたリアルタイムブイを茱崎定置へ移動させ、このたび新天地での運用なります。
既に、両観測地点の組合長さま、福井県水産試験場をはじめ、多くのみなさまと調整させて頂き、感謝。初めてのことは上手くいかないものなのですが(とりわけ自然相手のところもありますので。)、準備を進めて、いろいろと学んでデータ配信できるようにがんばっていきます。いつものように、暖かい目で取り組みを見守って頂けたら幸いです。どうぞ、よろしくお願いします。
また、取得したリアルタイムデータの活用については大きいプロジェクトに参画する動きがあります。設置・運用、さらにデータ活用で新たな動きがありましたら、お知らせします。
福井県立大学のリアルタイム海洋観測ブイの写真