活動の記録

福井県立大学海洋生物資源学部 海洋環境工学研究室 兼田研究グループ 

鷹巣定置リアルタイムモニタリングの今期終了のお知らせ

2018年8月末から、鷹巣定置網に協力して頂き、リアルタイムモニタリングブイの研究を進めてきました。12月2日に今期の運営を終了しました。(丹生定置に設置しているもう一つのブイは稼働中ですよ)

 

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こちらが鷹巣に設置させて頂いたブイです。回収してきました。

 

鷹巣に投入した直後に超大型台風が通過し、その後もなぜだか週末のたびに台風が来る、という厳しい年でしたが、予想以上に安定して情報を発信することに成功し、現場では役に立つ場面が多かったと聞きました。そのように言って頂けると大変うれしいです。

 

ブイのバランスを鷹巣用に見直して頂いたメーカーの皆様、センサー部の掃除、設置および回収には船頭さんをはじめ定置網の皆様には、いろいろとご協力を頂きました。ありがとうございました。もちろん運営に関わった学生にも感謝です。私とメーカーはエネルギー管理において試行錯誤しましたが、現場でもまれながら新たな経験を積ませてもらいました。

最初からうまくいけばいいのですが、このような研究では現地での実装によるフィードバックと小さな進化の繰り返しが大切と実感しました。これから次の機会に向けて掃除や点検、システムの改良を進めます。ちょっとずつよいシステムになれば、と。

 

その一方で卒論、修論は山場を迎え、研究室は活気があるとともに試練の日々。学生はがんばっています。