宇久、高浜の定置網では、冬季にも水温計を係留させて頂いています。
先日、水温計を回収して取得したデータを更新しました。
どのようなことが見えるのかといいますと、例えば2018年は福井で記録的な豪雪があるなど、とても寒い年でした。下には2017年と2018年の2月の水温を比較していますが、2018年は例年より低温の期間が継続していたことがわかります。
2017年2月の宇久の水温データ
2018年2月の宇久の水温データ
もう少し詳しく見てみようと思った方は、こちらからどうぞ。
・年と月を選んで、「表示」をクリックすると水温がわかります。
宇久の水温データ
http://www.s.fpu.ac.jp/kaneda/wao_watch/TEMP/ugu/ptop.html
高浜の水温データ
http://www.s.fpu.ac.jp/kaneda/wao_watch/TEMP/takahama/ptop.html
・例えば「2月」を固定して、年だけを変化させると、この数年のなかで2018年が低温であったことがわかりますよ。
・豪雪時の水温の変化なども見て下さい。気温の変化と海水温の変化の仕方は、ずいぶん異なることも理解できます。気温の変化に比べて海水温は変化量が小さく、また急激には変化せず緩やかに変化します。
・2月の水温を年ごとに比較したとき、気温に比べると小さな差しかないようにみえますが、海の生物にとっては大きな差と考えられ大きな影響を与えているかも。。。